誰かと触れ合っているとき、誰かと顔をあわせている時、あがり症が顔を出しますね。
それが大会場一杯の観客の前であればもちろんですが、目の前の一人の人間あろうと容赦無く襲ってきます。
もちろん、好きな人から電話でもかかってこようものなら大変です・・・。
一方、部屋で一人でのんびりくつろいでいる時にあがり症が出たりすることは全くないですよね。
こんなふうに、なにかを話して自分の意思を伝えなければならない、コミュニケーションをとらなければいけない時に人前であがってしまうわけですが、ちょっと考えてみて下さい。
これって”本当に”損ばかりでしょうか?
顔が赤くなろうが、声が多少震えようが、相手に「あがってるなあ」と思われたとしても、自分がそれを気にしないようになれば、大分気が楽になります。
そんなアナタを見た人は「あがってるのに頑張ってるな」と好印象に思ってくれるでしょう。
逆に、どんなに流暢なスピーチでも、まったくあがっていなくても、人間性が薄っぺらくて実が伴なわない話は相手の心に響かせることはできません。
どれだけ巧で綺麗な言葉を並べても、相手にわかってもらおう、届けよう、という努力がなければ、聞くことすら面倒臭いものです。
そして嬉しいことに、言いたいことが相手に伝わったなら、赤い顔や、緊張した声の震えは「誠実だな」とか、「かわいらしいな」とか、「信頼できる人だな」と、相手には好意的に映るほうが圧倒的に多いです。
不器用さが誠実な印象を与えるのです!
まずはこれを理解して、気を楽にして欲しいと思います。
実際に、あなたのあがり症が「誠実」という印象を与えていることもあるのです!
更に最近では、あがり症を自分で改善できるプログラムも手に入りますから、こういったものにも取り組んで観られてはいかがでしょうか。
あがり症の自分を受け入れ、そして克服し、楽しい毎日を過ごされることを心よりお祈りしております。